もう一度!インフルエンザの予防をおさらいしよう

茅ヶ崎の整体・骨盤矯正の専門家 整体院キュアートです☆彡

そろそろインフルエンザの予防を始める季節ですね。

予防接種を受けた(受ける)人も多いと思いますが、ワクチンの予防効果は極めて限定的です。

というわけで根本的に予防するには、身体の免疫を高めたり、ウィルスの活動を弱らせる環境を作ることが肝要です。

もう皆さんご存知のことも多いと思いますが、おさらいしておきましょう。

加湿

湿度が高い方がインフルエンザウィルスの空気中での活動が抑えられます。

加温

温度が高いほどインフルエンザウィルスは活動力が弱まります。

インフルエンザが冬に流行するのは温度が低い方がウィルスの活動が活発になるからです。

同じ理由で、体温を上げることも予防につながります。

梅干し

殺菌作用、抗酸化作用において梅干しは優秀な食品です。

水分

体内の水分が不足すると発汗や排せつが少なくなり、代謝が下がります。

寒い時期は水分補給を怠りがちになりますので注意しましょう。

アロマ

ティートゥリーやユーカリのアロマオイルは殺菌作用が強いのでおススメです。

アロマディフューザーなどでお部屋に拡散させましょう。

 

いかがでしょうか。

定番の対策ではありますが、その効果は侮れません。

是非一通りチェックしてインフルエンザを予防してくださいね☆彡

コラム

体内にウィルスが入ってきた!その時身体は!?

身体がウィルスに感染すると風邪をひいたりインフルエンザに罹るわけですが、単にウィルスが体内に入ってきただけでは発症はしません。

なぜなら、身体の免疫システムがウィルスを殺したり体外へ排泄するからです。

免疫システムというと白血球が有名ですが、この白血球はどんな働きをしているのでしょうか。

白血球と一口に言っても、実は様々な形態の細胞があります。

ウィルスが入ってきたときに初期段階で活動するのが「マクロファージ」さんです。

マクロファージさんは色々なものを食べる細胞です。貪食細胞とか大食細胞なんて呼ばれ方もします。

マクロファージさんが特徴的なのは、ウィルスを食べるとバラバラに分解し、その一部を抗原として提示することです。

「ここにこんなウィルスいるよ~」ってみんなに知らせるわけです。

それに反応するのがリンパ球という白血球たちです。

リンパ球たちはウィルスや腫瘍細胞をやっつけるのに特化した特殊部隊的な存在です。

リンパ球にはキラーT細胞さん、ヘルパーT細胞さん、B細胞さん、ナチュラルキラー細胞さんなどの種類があります。

さて、マクロファージさんによって提示された抗原を認識するのは「ヘルパーT細胞」さんです。

抗原を認識したヘルパーT細胞さんは特定の「B細胞」さんに呼びかけて抗体を作ってもらいます。

B細胞さんは抗原をもとに抗体を作ります。

抗体というのはある特定の分子にくっつく特性のある分子で、それをウィルスにくっつけて標的にするのです。

また、抗体をつけられたウィルスは弱体化するので、白血球による攻撃が効きやすくなります。

その抗体の付いたウィルスを「キラーT細胞」さんと「ナチュラルキラー細胞」さん、そしてマクロファージさんがひたすら殺すのです。

その間、ヘルパーT細胞さんはサイトカインを分泌して他の白血球を活性化したり、B細胞さんの応援をしています。

と、まあそんな感じでウィルスの駆除が行われていくわけです。

このような免疫の働きがスムーズにいけば、ウィルスが体内に入ってもソッコーでウィルスの駆除が行われるので発症しないですみます。

ところが、免疫が弱っていると初動でウィルスに負けてしまい、感染が拡大してしまいます。

そうなると、免疫システムはより大規模なウィルスせん滅作戦に移行します。

発熱、悪寒、咳、くしゃみ、鼻水などの諸症状が現れることを発症と言いますが、これは全てウィルスせん滅の大規模作戦が行われている証拠です。

この作戦の概要は、炎症をより強く起こすことによって、白血球の力をブーストさせるというものです。

具体的には、炎症物質で白血球を活性化、発熱でウィルスを弱らせ、咳・くしゃみ・鼻水などで排出を促進するのです。

風邪やインフルエンザの症状は辛いかもしれませんが、それは免疫がしっかり働いている証拠ですから、身体に感謝しつつしっかり休むことが必要ですね☆彡